2011年12月18日日曜日

同朋高校では

同朋高校では、服装の自由化をした時の生徒会長でした。
服装自由化の生徒会運動が、今でも私の中に生きているんだと思います。
あのとき、本当に他の生徒会のメンバーに支えられ、服装自由化にすることが出来ました。

なぜ自由化にしたのか。この質問をされることが多くあります。私が同朋に入る前から服装自由化の話がもともと出ていました。きっと初めは、私服が着たいなどの要求から生まれたものだったと思いますが、さまざまな運動をする中で本当に多くの議論がありました。「自由化して、学校が荒れたらどうするんだ」当時、そんな不安が教員や保護者にありました。おそらく、いま現在でも、そういった不安の声があると思います。でも、この服装自由化を通して、同朋に通う生徒や教員、または保護者や近所の地域の方までも、本当にイロイロなことをたくさん考えてきました。そして、行動してきました。アンケートや、横断幕、階段に標語をはったり、多くの賛同者も手伝ってくれて、全校集会を行い、自由化に踏み切りました。そういった中で、私を含め、多くの人は自分で考え、行動し、成長していったー。

そうです。自由化は「自分で考え、行動し、成長する」そういったきっかけになると思いました。
現在の同朋高校では、1年生で、服装自由化の運動をしないと2年生から自由化にならないようです。この厳しい社会では、「自分で考える」ことは本当に大切なことだと思います。そんな「成長」への思いはそんな風にして受け継がれていきました。私は、自由化にしてほんとうに良かったと思いました。間違っていなかったと確信をもてます。

確かに、いろいろ問題はあると思いますが、そのたびに今の生徒や教員、保護者、または地域の方が知恵をだしあって乗り越えて、成長して、お互いの考えも理解できるような絆が生まれる。たとえば親子の間に、「学校行くのにちょっと派手じゃない?」「雨なんだから私服着ていったら?制服は洗うの大変なんだよ」など。ささいな会話が生まれ、たまにはケンカする事もあると思いますが、それを含めて成長や絆が強くなる。それってステキなことだと私は思います。

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